HOME >> 交流会報告 >> 2014年4月度交流会(第79回)報告
日時 | 平成26年4月15日(火)18:00開場 18:30例会開始 20:00終了 |
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場所 | ホテルローズガーデン新宿 別館「ローズルーム」 |
参加者 | 54名 |
懇親会 | ホテルローズガーデン「コフレドール」 20:10開始 21:40終了 懇親会参加者40名 |
皆様、こんばんは。
定刻となりましたので、2014年4月第79回TMBCビジネス交流会、講演会を始めさせていただきます。
本日司会をさせていただきます、シナゲート梅原です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
本日は、「勘定奉行にお任せあれ!」のテレビCMでもおなじみの株式会社オービックビジネスコンサルタントの代表取締役社長和田成史様による講演会でございます。
和田様には、本日ご多忙の中、当会のために貴重なお時間を割いてくださいました。
和田様、本日は誠にありがとうございます。深く御礼申し上げます。
それでは、まず始めに、当会会長北岡よりご挨拶をいたします。
皆様、こんばんは。
TMBCは今月より第8期、8年目に入りました。本日は、第8期の初回ということになります。
今回は、当会会員企業でもあります、OBC和田社長にご講演いただきます。本来であればもっと早くにお願いすべきだったのかとは思いますが、是非、ゼロから会社を立ち上げて、この業界NO.1の企業にしてきた和田社長のアツイお話を聞いていただければと思います。
和田社長は、私の大学の先輩であると共に、同じ会計人の先輩でもあります。会社を設立された当初からお会いしてお話を聞いたりしていましたので、同社の目覚ましい発展をずっと見てまいりました。
やはり和田社長のすごいのは、時代の流れを見る目、これから世の中がどう動いていくかを分析する力だと思います。まだ会計ソフトがDOSで動いていた時は、OBCのTOP財務会計は3番手位だったと思いますが、Windowsに変わった時に、勘定奉行を販売して一気に首位に躍り出た、ということを鮮明に覚えています。
やはり時代の変化をよく見ていたからこそ、だと思います。
今日はそんな和田社長の戦略、考え方なども是非、学んでいただき、皆様の経営の参考にしていただければと思います。
では、和田社長、よろしくお願いいたします。
●PCが出る前はオフコンの時代、会計事務所で会計ソフトを導入するのに、1,500万円もかかっていた。
PCが世に出てきたのが1980年、100万~150万位だった。
これに会計ソフトが30万円くらいで売ることができれば、世の中が変わるだろう、と考えた。
●BASICの勉強をしたが、とても自分では作れそうもない。
作る人を探せばよいと考え、隣の大学の先生に、優秀な学生を5~6人紹介してもらった。
まずはPCソフトを考案し、それを学生たちに説明。何とわずか2週間でソフトが完成。当時PCを作っていたO電気に持っていき、○億円で買ってくれないかと打診。
結局は数千万円になったが、これが会計ソフトを作る元金になった。
●会計ソフトを作るのには1年かかったが、お金は底をつく。
3カ月販売してキャッシュがプラスになったら、本格的には販売していこうと考え実践。見事3カ月でプラスにし、見通しがたった。
キャッシュがプラスになった時が、真の設立である。
父に借金を依頼したら、自宅を担保に入れて借りてくれた。
●会社のアーリーステージは、まずは資金が問題。
いかに固定費を上回る収入を得られるかが重要である。
●次のミドルステージは、人の問題である。
7年目社員が100人を超えた頃、会社の中がバラバラ。しゃべる言葉が違う状態になっていた。
皆が同じ意識で、同じ考え方で、同じ言葉でやっていくことの重要性を痛感した。
この時の救ってくれたのが、武島一鶴先生との出会い。
武島先生の「当事者意識研修」で会社がまとまってきた。
●DOSからWindowsへの転換は、顧客指向そのもの。
ビルゲイツはWindowsで人々に自由を与えた。
OBCは、Windowsに移行する時にWindowsファンクションを導入した。これがWindows移行時にトップに躍り出た大きな要因。
●テクノロジーを使うとスゴイことが起こる。
考えに考えて、考え抜くとスゴイことが起こることを体験した。
20億の売上が、一気に100億に。3位から一気に1位へ。
●ナレッジとテクノロジー
ナレッジはその仕事を突きつめた人が持っている。
それに、テクノロジーを使うと、オセロがひっくり返るようなことが起こる。
それは、お客様の満足度を究極に高めた時に起こる。
●是非、皆様もテクノロジー、特にITを使って、オセロ現象を起こして欲しい。
スマホや電子出版のように、レイヤーを作っていくことが重要。
些細なところにたくさんある。
●OBCの判断基準
オープン、フェア、フラット、グローバル
困った時にはこれをベースに考える。
会社は窮屈である。でも、窮屈だからこそ、うまくいく!
●コアコンピタンスを決めることが大事。
OBCは、次の5つである。
1.中堅中小企業に
2.業務パッケージを
3.マイクロソフト社のテクノロジーを使って
4.パートナー戦略によって販売し
5.奉行ブランドを確立していく
選択と集中が大事。
●OBCの今後の戦略は次の3つが重要
1.クラウド
2.グローバル
3.特許戦略
本日は、和田社長、貴重なお話をありがとうございます。
一部上場企業の社長に、経営の話を、直接教えていただいた感じですね。
すぐにでもやろう、ということが皆様いくつも得られたのではないかと思います。是非、本日の講演を参考に立派な会社を作っていってください。
あらためて、皆様、和田社長に盛大な拍手をお願いいたします。
次回は、ビジネス交流会です。会員各社の「企業発表」を何社か募集します。15分から20分くらいで自社の内容および課題皆様に協力して欲しいことなどをご発表ください。
発表は会員に限定させていただきますので、まだ会員になられていない方、是非ご入会をお願いします。
では、本日はありがとうございます。
●日時:5月20日(火)18:30~
●場所:同じ場所です!
講演終了後すぐに、階下の「コフレドール」で懇親会・交流会です。
ラッキーコーポレーション鈴木社長の乾杯で始まりです。
和田社長もご参加いただき、皆様と名刺交換および個別のお話で食べる暇もないくらいでした。和田社長、懇親会の最後までご参加いただき、ありがとうございます。
また、初参加者にはスピーチ、会社紹介をしていただきました。
ということで、今月も活気あふれるTMBC懇親会・交流会でした。
また、来月もお待ちしております。
TMBCビジネス交流会
編集 事務局
文責 北岡 修一